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help RSS (今日の映画) 「ミュンヘン」 スティーヴン・スピルバーグ監督作品

<<   作成日時 : 2006/02/11 21:46   >>

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ミュンヘン MUNICH
  (公式サイト: http://munich.jp/
製作年: 2005
製作国: アメリカ
監督: スティーヴン・スピルバーグ
出演: エリック・バナ/ ダニエル・クレイグ/ マチュー・カソヴィッツ/ ジェフリー・ラッシュ/ イヴァン・アタル/ マチュー・アマルリック/ メーレト・ベッカー

1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピック開催中、パレスチナゲリラ"ブラック・セプテンバー 黒い九月"によるイスラエル選手団襲撃事件が起こった。激怒したイスラエル機密情報機関"モサド"は暗殺チームを編成、報復を企てる。リーダーに任命された一人の男 アヴナー。人を殺したことなどない彼は、愛国心と哀しみを胸にヨーロッパに渡る。妊娠7ヶ月の妻を残して…。他4人のスペシャリストとともに、アラブのテロリスト指導部11人を一人一人消して行くアヴナー。指示を受けるがまま任務を遂行、見えない恐怖と狂気の中をさまよう男たち。私たちは正しいのか?果たしてこの任務に終わりはあるのか?そして、愛する家族との安らぎの日々は待っているのだろうか…。


 非常に良く出来た作品です。スリリングな展開、アクションもハリウッド仕様でとても迫力がありました(爆発シーンは心臓が止まるかと思いました。)。

 しかし、これが現実に起きた話を基に作られた作品であり、ここで描かれているパレスチナの問題はあまりにも惨たらしく、そして今なお殺し合いが続いている事を考えると、非常に恐怖を感じてしまいます。

 長い間、流浪の民であったユダヤ人が自らの国を建てるために、パレスチナ人を追い出したことから始まるこの問題(もともとユダヤ人の土地だったという歴史的な問題はあるのですが)を、スピルバーグは自らの出自がユダヤ系であるにもかかわらず非常に中立的に描いており、逆にそれが双方が加害者であり被害者であり、また正義であり悪であるという救いようのない現実を浮き彫りにしています。 

 最後のシーンは良く注目して観てください。(ある象徴的なものが見つかるはずです。)

 映画が終わり、館内の明かりがついても誰も口を開くことなく出口に向かっているのが印象的でした。

 なお、この作品の参考図書である「標的は11人-モサド暗殺チームの記録- 」( G.ジョナス著 新潮文庫)を読むと更にこの作品を理解できると思います。


(8点)


 
 




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トラックバック(6件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
ミュンヘン
&quot;ミュンヘン五輪虐殺事件&quot;が起きた1972年当時、8歳だったのでテレビを観た記憶はないのだが内容は漠然と知っている ...続きを見る
Cinemermaid
2006/02/11 22:31
映画『ミュンヘン』は、『SAYURI』にも匹敵する一大国際プロジェクトでした。
 エリック・バナ(もしくはダニエル・クレイグ)が、考え込んでしまっているかように、がっくり肩を落として座っているシルエット。  映画『ミュンヘン』の予告編から事前に私が得たイメージ映像はこれだけでした。  アメリカでの先行公開が、アカデミー賞をぎりぎりで狙える12月23日であり、日本でも事前のマスコミ向けの試写も年明けにわずか1回行なわれただけだったので、映画『ミュンヘン』に関する大体のストーリーは伝えられたにせよ、誰が出ているのかというような情報はあまり入ってきてはいませんでした。監... ...続きを見る
海から始まる!?
2006/02/15 01:11
■〔映画鑑賞メモVol.9〕『ミュンヘン』(2005/スティーヴン・スピルバーグ)
〜「第20回冬季トリノ五輪開催記念」(^^)あれこれ―その2:ああ、ミュン篇(^^) ...続きを見る
太陽がくれた季節
2006/02/28 21:58
『ミュンヘン / MUNICH』 ☆今年20本目☆
『ミュンヘン』公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/syriana/原題:MUNICH製作:2005年アメリカ監督:スティーヴン・スピルバーグ出演:エリック・バナ/ダニエル・クレイグ/キアラン・ハインズ/マチュー・カソヴィッツ/ハンス・ジシュラー/ジェフリー・ラッシュ ...続きを見る
honu☆のつぶやき 〜映画に恋して〜
2006/03/22 06:44
ミュンヘン 06年169本目
ミュンヘン 2005年   スティーブン・スピルバーグ 監督エリック・バナ , ダニエル・クレイグ , キアラン・ハインズ , マチュー・カソヴィッツ やっぱり、こういうのが、今のスピルバーグなのね。 ミュンヘン五輪で実際に起きたテロの映画化。 &nbsp; &nbsp; ...続きを見る
猫姫じゃ
2006/09/06 14:14
映画評:ミュンヘン
1972年9月5日未明。 ミュンヘン・オリンピック競技場内の選手村に、&ldquo;黒い九月&rdquo;と呼ばれるテロリスト集団が侵入した。 &ldquo;黒い九月&rdquo;はAK−47ライフルで武装し、イスラエル人選手が宿泊する部屋に乱入。 ほぼ二日間、イスラエル人選手を監禁し、イスラエルに収監されるパレスチナ人234名の開放を要求した。 その後、&ldquo;黒い九月&rdquo;はイスラエル人選手を人質に、空港へ移動。脱出用の飛行機を要求した。 だが空軍基地に到着したところ... ...続きを見る
映画と写真のブログ
2009/04/04 16:23

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは♪
TBありがとうございました。
TB返しができなくてゴメンなさい。
>双方が加害者であり被害者であり、また正義であり悪であるという救いようのない現実
長い間このことで紛争を続けてきて、これからも終わる見通しが無い所にやりきれなさを感じます。
ラストシーンは印象的でしたね。
ミチ
2006/02/11 22:30
TBありがとうございました(^0^* )
ある象徴的なもの・・・聳えてましたねマンハッタンに
スピルバーグの意図がイマイチ見えなかったのでレンタル開始になったらもう1度じっくり鑑賞してみたいと思います
cherry@Cinemermaid
2006/02/11 22:33
 ミチさん、cherry@Cinemermaidさんコメントありがとうございます。
 現在もパレスチナでハマスが政権を握ろうとするなど、憎しみの連鎖は続いています。
 おそらく、スピルバーグはこのような状況が続くことがいかに絶望的で恐ろしいことかを、アメリカというユダヤ人がかなりの力(政治・マスコミ)を持っている国の中で、体を張って訴えかけようとしているのではないかなと個人的には思っています。
TM
2006/02/11 22:45
こんにちは。
ミュンヘン、見ましたよ。
PLO戦士と主人公が話し合うシーンが印象的でしたね。
最後のシーン、象徴的な物…気づかなかったなぁ。また機会があればチェックしてみます。次はレンタルビデオかな。
ジェフリス
2006/02/17 13:48
ジェフリスさんコメントありがとうございます。
象徴的なものは、是非チェックしてみて下さい。(まあ、「ミュンヘン ラスト 象徴」で検索すれば出てきますが・・・)
TM
2006/02/17 16:34

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