(,今日の映画) 「青春の殺人者」 長谷川和彦監督作品

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青春の殺人者

製作年: 1976
製作国:日本
監督: 長谷川和彦
製作: 今村昌平、大塚和
企画: 多賀祥介
原作: 中上健次
出演: 水谷豊、内田良平、市原悦子原田美枝子

実際の事件をもとに描かれた中上健次の短編小説を映画化した長谷川和彦の監督デビュー作。不確かな理由で両親を殺害してしまった青年の破滅への道を冷徹なまなざしで描いた衝撃作。厳格な両親のもと、溺愛されて育った22歳の青年、斉木順。親に与えられたスナックの経営を始めるが、ある日、両親にスナックで手伝いをしている幼なじみのケイ子と別れるよう迫られる。口論の末、父親を殺してしまい、さらには行き違いから母親までも刺し殺してしまう……。


 「なぜ、もっと早くこの作品を見なかったんだろう・・・・・」見終わった後本当に後悔しました。もうひとつの長谷川和彦監督作品(現在まで2作のみ)である「太陽を盗んだ男」は学生時代からビデオで何度も見て、とても好きだったのに・・・・・。(おまけに、原作がこれも大好きな中上健次だというのに・・・)。
 
 そのくらい、衝撃的な作品でした。前半の両親を殺してしまう部分は、市原悦子(母親役)の何かに憑かれたかのような恐ろしいまでの演技に引き込まれてしまい、まるで自分がその場にいるかのような気持ちになってしまい、非常に恐ろしくなりました。(あまりに生々しく目を背けたくなります・・・・。)

 後半は、取り返しのつかない過ちを犯した主人公(水谷豊)と原田美枝子の逃避行から結末へと物語は進んでいくのですが、この2人の掛け合いが非常に軽妙なんだけれども切ないんですよね・・。

 そして、エンディングですが、アメリカンニューシネマのように刹那的で私は非常に好きです。ゴダイゴの「It's good be home again(憩いのひととき)」が流れるんですけど、これが又最高にいいんですよ。(この作品で流れるゴダイゴの曲は、本当に印象的で素晴らしいです。)

 あとは、千葉が舞台ということもあり、結構見覚えのある光景が出てくるのでそれも楽しかったです。

(10点+∞)


  
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