(今日の映画) ライフ・イズ・ミラクル /エミール・クストリッツァ監督作品

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ライフ・イズ・ミラクル (2004/ユーゴスラビア=仏)
Zivot je cudo
Life Is a Miracle

製作総指揮 ピエール・エデルマン / クリスティーヌ・ゴズラン
製作 エミール・クストリッツァ / マヤ・クストリッツァ / アラン・サルド
監督 エミール・クストリッツァ
脚本 エミール・クストリッツァ / ランコ・ボジッチ
撮影 ミシェル・アマチュー
美術 ミレンコ・イェレミッチ
音楽 エミール・クストリッツァ / デーシャン・スパラヴァロ
衣装 ゾーラ・ポポヴィッチ
出演 スラヴコ・スティマッチ / ナタサ・ソラック / ヴェスナ・トリヴァリッチ / ヴク・コスティッチ / アレクサンダル・ベルチェク / ストリボール・クストリッツァ / ニコラ・コーヨ / ミリャナ・カラノヴィッチ / ブラニスラフ・ラレヴィッチ / ダヴォル・ヤニッチ / アドナン・オメロヴィッチ / オブラド・ドゥロヴィッチ

ヨーロッパを代表する巨匠、エミール・クストリッツァ監督が、生まれ故郷である旧ユーゴでのボスニア紛争を背景に撮った力作。1992年のボスニアで、鉄道技師のセルビア人ルカの息子が徴兵される。やがて息子は捕虜となり、ルカの妻も浮気相手と駆け落ち。ひとりになった彼の家に、息子との捕虜交換要員としてつかまったムスリム人の女性、サバーハが暮らすことになる。
テーマはシビアながら、奇抜な展開と個性的なキャラクターで構築されるクストリッツァの世界は、本作で極まった感がある。線路のレール上を走る自動車、歌を聴いて動くロバなどユニークな要素が、背景の雄大な自然によってメルヘンのような世界に昇華。独特のジプシー・ブラスの音楽にも引き込まれる。物語も主人公ルカを中心に、人間の複雑な愛の感情にじっくり迫っていくので、その結果としてのラストシーンは、観る者に多様な感慨を抱かせるはず。戦争の虚しさを、これほど軽やかに描くことのできる監督は、クストリッツァをおいて他にいない。


もう、ロバに尽きますねこの作品は。もうロバに始まりロバに終わる・・・そんな感じです。(この作品の見所の一つに、様々な動物たちの素晴らしい演技?があります。最初の方に出てくる殺人熊なんて中に人がいるんじゃないか?と思うくらいです。それと、犬に襲いかかる猫は迫力ありました。)

しかし、民族紛争、息子が捕虜の身、奥さん駆け落ち、捕虜の女性との恋・・・・・とよくよく考えると非常に悲惨な状況なのに、それほど暗さが無いのもすごいですね。(音楽とユーモアと動物たちが掻き消してくれてるような気がしました。)約2時間半の作品にも関わらず長さを感じさせないのはさすがクストリッツァ監督!と感じました。

「この戦争は我々の戦争ではない」このセリフが非常に重いですね・・・・・。

(7点)

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